スキーマまたはシェーマ(schema)

ミートソースにパクチーを入れるよ
schemaは英語読みだと「スキーマ」となり、ドイツ語読みだと「シェーマ」となる。したがって、本来は同じ単語のはずなのだが、「スキーマ」は“概念”や“構造”といった意味を指すことが多く、「シェーマ」は単に“図式”や“模式図”を指すことが多い。

パクチーとコリアンダーが同じものというのは結構有名だが、筆者は20代後半までそれを知らなかった。知らないで「パクチー嫌い!」と言いながら、「パスタのミートソース作るために、バジルやオレガノのほかにコリアンダーも常備してるよ」などとも発言していた。

一説によると「生のままだとパクチーで、乾燥して調味料となっているとコリアンダー」ということだが、最近では調味料として「乾燥パクチー」や「チューブパクチー」が売られているので、もはやその説もかなり怪しい。

だが、パクチーはなんとなくパクチーだし、コリアンダーはなんとなくコリアンダーである。
なんとなく使い分けされている。
それはアジアンかイタリアンかという違いに拠らない。
仮に和食だったとしても、丼物に乗ってるのはなんとなくパクチーだし、懐石料理に使われているのはコリアンダーっぽい気がする。

同じようなことはスキーマとシェーマでも言えるかもしれない。
大半の日本人にとって、スキーマはなんとなく概念ぽいし、シェーマはなんとなく目に見える図っぽいと理解されていると思われる。

「このスキーマとシェーマのスキーマ(概念)の違いをシェーマ(図式)に起こしてみる」とか言っても通じてしまいそうである。