体温測定の意義と臨床判断

Nursing Care+─エビデンスと臨床知─ Vol 1 No 2(2018年07月発行)p254-
I. 検査の意義と臨床判断


体温測定の意義と臨床判断

~低体温と高体温 あなたは自信をもって体温管理できますか?~

月俣 夏織

臨床現場において, 体温測定は毎日欠かさず行う看護技術の一つです.患者に触れて,最初に感じるのも体温かもしれません.
昨今では,臨床の現場でも,発熱のメリットや解熱薬使用の必要性の有無について,さまざまな議論がなされています.体温は,代表的なバイタルサインである,意識,血圧,脈拍,呼吸と比較し,生命の危機的徴候に直結しにくいものではありますが,高体温では,多くの場合に感染を示唆する重要な徴候,低体温では生命の危機的徴候に直結しやすいと考えられます.体温管理では,体温を正常範囲内に戻すことが重要なのではなく,体温異常の原因を探り,原因に対しての治療やケアを行うことが重要になります.(以下本文参照)