呼吸回数測定の意義と臨床判断

Nursing Care+─エビデンスと臨床知─ Vol 1 No 2(2018年07月発行)p226-
I. 検査の意義と臨床判断


呼吸回数測定の意義と臨床判断

~呼吸回数の変化を察知し,異常の早期発見に努める~

高橋ひとみ

呼吸とは,生命維持になくてはならない生理機能です.
生命維持になくてはならない評価の指標の一つに 呼吸回数があります.
呼吸が適切にできなくなって,息苦しさのために生命の危機を訴える患者に出会ったことは,臨床経験上,だれでも遭遇したことがあると思います.それほど,呼吸は重要になります.
しかし, バイタルサイン測定の記録をみると,呼吸回数の数値を測定していないことがあります.基本的なバイタルサインの5 つの項目の1つでも欠けていれば,身体の恒常性や変化をとらえることが難しくなります.
そのため,バイタルサインの観察は,5 つの項目を測定してこそ「バイタルサインを観察した」ことになります.(以下本文参照)