急変対応に関する文献レビュー(海外事情)

Nursing Care+─エビデンスと臨床知─ Vol 1 No 1(2018年04月発行)p208-
IV. 知っておきたい急変についての知識


急変対応に関する文献レビュー(海外事情)

~海外では,「これ」で院内急変アウトカムを改善!~

櫻本 秀明

海外では,かなり以前から,急変前の徴候に着目して,対応する研究が行われています.よく心停止の前6~8 時間くらいからなんらかの症状や徴候を示しているなどといわれていますが,海外では,こうしたデータは1990 年ごろからたくさん報告されています.たとえば,心肺停止の70%は,心肺停止する8 時間以内に呼吸器症状(呼吸数増加,SpO2 低下)などの異常所見を呈しているようです.
ただし,こうした症状の変化に医師はあまり気づきません.実際,あるデータでは,すでに何らかの急変の徴候があるにもかかわらず,医師は,4人中1人の患者の状態変化にしか気づけませんでした2.おそらく,看護師も意識して見なければ,こうした徴候に気がつくことができないでしょう.(……以下本文参照)