脳室ドレーン予定外抜去

Nursing Care+─エビデンスと臨床知─ Vol 1 No 1(2018年04月発行)p169-
III. 急性・重症病態における急変対応


脳室ドレーン予定外抜去

~ドレーンの目的を把握して,いざというときは慌てない対応をしよう~

里井 陽介

ドレナージの目的は,大きく3 つに分類されます.1 つめは,治療的ドレナージで貯留物(膿瘍など)自体を排出することを目的としています.貯留していること自体が問題になる物(気胸,心タンポナーデ,水頭症)で,すみやかな排出が求められます.2 つめは,予防的ドレナージで術後など一定の排液量が予想され,貯留による周辺臓器への悪影響を回避する目的で挿入されます.3 つめは,情報ドレナージで体内に生じている出血や感染などが起こった場合など,早期対処が必要なことが予測されるときに挿入されます.(……以下本文参照)