心不全の急性増悪(左右)

Nursing Care+─エビデンスと臨床知─ Vol 1 No 1(2018年04月発行)p134-
III. 急性・重症病態における急変対応


心不全の急性増悪(左右)

~病態理解でいざというときに自分のすべきことが見えてくる~

波多江 遵,山形 泰士

心不全は,さまざまな疾患が原因の病態であり,心臓のポンプ機能が低下し,全身の各組織まで必要量の血液を供給できなくなる状態をいいます.急性心不全は全身に血液を十分に送ることができないために現れる 低拍出量症候群( low output syndrome: LOS)と,肺から血液を吸い込んで全身臓器に送り出す左心系のうっ血( 左心不全),全身から血液を吸い込んで肺に送り出す右心系のうっ血( 右心不全)が組み合わさっています.つまり,うっ血と低心拍出量という2 つの病態および左心・右心機能がどの程度まで低下しているか,それにともなうさまざまな症状を正確にアセスメントできるかが,急変対応のポイントになってきます.(……以下本文参照)