ショック時の対応(敗血症)

Nursing Care+─エビデンスと臨床知─ Vol 1 No 1(2018年04月発行)p122-
III. 急性・重症病態における急変対応


ショック時の対応(敗血症)

~敗血症は早くみつけて,早く対応することがポイント~

剱持 雄二

以前まで, 敗血症は感染症によってひき起こされた SIRS( Systemic Inflammatory Response Syndrome)という概念が提唱されていました.このSIRS では4 つの項目(体温,呼吸数,心拍数,白血球数)が提案され,この2 項目以上を満たすとSIRS と診断されていました.しかし現実的には,敗血症ではSIRS の4 項目以外の症状・所見もあるため,2016 年に新しい敗血症のガイドラインとして,敗血症は「感染に対して宿主生体反応の統御不全により臓器機能不全を呈している状態である」,敗血症性ショックは「敗血症のうち,循環不全と細胞機能や代謝の異常により,死亡率が高くなった状態である」とされました.(……以下本文参照)