人工呼吸モードの適応と課題

Nursing Care+─エビデンスと臨床知─ Vol 1 No 3(2018年11月発行)p405-
II. 呼吸管理の疑問を解決しよう!


人工呼吸モードの適応と課題

~量制御か圧制御の分類でモードのポイントを押さえましょう!~

戎 初代

現代にはさまざまな 人工呼吸器が存在し,急性期医療に使用される機種に限局しただけでも5 社以上の人工呼吸器を思い浮かべ
ることができます.人工呼吸器を学習するうえで(説明するうえでも),もっとも複雑化させているのは,各機種がモードとそれ
らに付加できる機能が統一されていない点といえるかもしれません.こんなに複雑に作られている機械を,いったい誰が安全に操
作できる(使いこなせる)のか,と筆者はいつも疑問に思っています.
本項では,それら複雑な各機種の細かい機能はいったんどこかに投げおいて,「量制御換気(Volume target, Volume regulated, VCV:Volume Control Ventilation)」と「圧制御換気(Pressure target, Pressure regulated, PCV:Pressure Control Ventilation)」という2 つのくくりと,「圧制御式量調節換気(Dual control mode, PRVC:Pressure Regulated Volume Control)」の3 つにわけて,モードの適応と課題を考えていきたいと思います.(以下本文参照)